カナダ(トロント)行きを決めてから着くまで

tom_furu
5 min readFeb 8, 2019

実は数日前からカナダはバンクーバーにいます。

こんな投稿が友人のFacebookフィードに流れた。しかも旅行ではなく就職も見据えた長期の留学とのこと。以前から漠然と『海外のIT企業で働く』ことに興味を持っていたものの、身近な友人が実践しようとしたのは初めてだったので直ぐに連絡した。既に現地にいるので直接話すことはできないが、デザイナーとしてのキャリアを築くためであること、ある留学エージェント経由で実現したことなどを聞くことができた。もしバンクーバーに行ったら話を聞かせてねと会話を終えた時には、本当に行くことを決心していた。準備や情報収集のため教えてもらったエージェントに連絡を取った。これが2018年の春のできごと。

留学エージェントというものがあることは認識していたものの、一体何をしてくれるところなのかは全く想像できなかった。具体的にどんなサポートを受けられるのか、手数料を払ってまで必要なことなのか。結論から言うと、依頼していなければ今回のカナダ行きは実現出来なかったと言えるくらい重要だった。ビザ申請や到着後の生活アドバイスなどもそうだが、特に重要なことは現地の学校を選定し申請することだった。調べればいくつかの学校は見つかるが、それぞれがどんな特徴で現地での評価がどうなのかというニュアンスに近いことは分からず、就職を考える上ではそれらが重要になるからだ。そもそも就労可能なビザを取得できるカリキュラムも決まっているので、これは就活に直結する。国の制度を拙い英語で十分に理解しようとするにはリスクが大きい。その他、細かい質問にも丁寧に答えてくれるので小さい不安を1つずつ取り除くことができた。

それから具体的にバンクーバー行きの計画を考え始めた。カナダは移動に時間を取られるので長めの日程を確保したかった。連休は飛行機代も高騰するので一長一短あるが、有給も使うことで微妙にピークをずらしつつGWに行くことを決めた。海外自体に10年以上も行っていないので不安もあったが、現地に知り合いがいるということが本当に心強かった。到着時には出迎えてくれてホテルまで付き添いチェックインも手伝ってくれた。学校で忙しいにも関わらず、現地の日本人留学生を紹介してくれたり一緒に観光してくれたおかげで充実した時間となった。本当に感謝しかなく、これは自分も友人がカナダへ遊びに来ることがあれば恩送りしようと心から思った。そして、結果はバンクーバーそしてカナダが好きになった。

この時点で早くもカナダに照準を絞った。他にも急成長しており魅力的な国はたくさんあると思う。ただ、まずは自分の弱点である英語を優先して学ぶために英語ネイティブな環境であること、治安が良く海外初心者でも難易度が低そうなこと、そしてITも決して遅れを取っている訳ではないというあたりを理由に決めた。最終的に、英語と海外での実績さえあれば次のチャレンジで選択肢は増えるので、ここであまり悩むことはなかった。ただ、カナダの中では他の選択肢があるのではないかとは考えた。バンクーバーに行った際にもカナダNo1の大都市であるトロントは気になっていた。友人などの話では就労可能なビザを取得するカリキュラムがあるかどうかも怪しかった。しばらく自分で調べていたが埒が明かないので、ここでもトロント留学が得意そうなエージェントを見つけて連絡を取ってみた。SkypeMeetingなど通じて色々と確認し、結果的にトロントでも大丈夫そうだと分かった。また調べているうちにトロント大学がDeapLearningの進歩に貢献しておりAIに力を入れている地域だと分かったことも気持ちを後押しした。このSkypeMeetingが9/1のこと。。

あとは渡航のタイミング。現職の状況も含めて検討し、有休消化込みで1月末で退職することを決めた。上長には早めに、検討の段階から少しずつ意思を伝えていった。渡航日に合わせて語学学校の選定と申し込み、ビザ申請、飛行機予約、現地宿予約、医療保険申し込みなどなどの準備を進めた。意外と大変だったのが家の引き渡し。全ての家具を処理しなければならないからだ。貸し倉庫に入れておくことも考えたが安くないし生産性のないただのコストなので、であれば有効活用して欲しくて友人に配りまくった。

そして、、ついにその日を迎えた。機内持ち込みの荷物へ普通にハサミとか入れてしまうしょうもないミスをやらかしたが、特に大きな問題もなくトロントへ到着した。ただ12時間のフライトはやはりなかなか辛い。。到着して機体から出た時、冬の北海道に降り立った空気と似てるなと思った。スキーサークルで行った冬合宿を少し思い出した。でも、空港を出てみたら全然違う『くっそ寒いw』。その日は-12℃だったが、手と顔が痛い。送迎があったで宿泊場所への移動はぬくぬくしながらスムーズに着いた。ところがAirbnbに書いてある場所に部屋の鍵がない。。直前で来ていたメッセージをもう一度確認して場所が変わったことが分かった。だが、日本のSIMではネットに繋がらず指定のショップがどこか分からず。道ゆく人に聞きながら30分近く外をふらふらしている時には、本当にこのまま凍死するのではないか、とすら思った。。。

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Written by tom_furu

Toronto, Canada ← Tokyo, Japan/ Software engineer(Python, PHP, HTML5, JavaScript, C#)/ exCTO/ AI/ Blockchain/ Skiing/ Running/ Photograph/ Pokemon Go/ SAKE

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